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STIHL 064AV エンジン焼き付き修理見積もり中
PLOW長岡店の柳です。「修理ブログ」を見た!という兵庫県のお客様から送られてきたSTIHL 064AVです。064AVの修理は初めてです。排気量85.0cm3の大型チェンソーです。
お客様の訴えは、エンジン焼き付き修理依頼です。部品供給終了しているので普通の販売店では修理不可能ですがSTIHL スペシャリストの資格を持つ私なら修理可能です。064AVは現行機種MS661C-Mの旧型機MS660の旧型機066の旧型機が064AVです。とにかく古いチェンソーです。製造年月は不明です。
ガイドバー75cm!最終的にキャブレター調整、試し斬りが必要なので送ってもらいました。ソーチェーンの目立て不良の疑いがあり、かなり汚れています。
マフラーが外された状態で届きましたのでピストンが丸見えです。ピストンに深い縦傷があります。排気口は凄くキレイです。STIHL純正エンジンオイルを使用していると思います。それでも焼き付く場合はフルスロットルでガス欠した。無負荷で長時間フルスロットル運転した。キャブレターやピックアップボディが詰まった状態(空燃比が薄い状態)で過負荷運転した。
キャブレターの点検をするため分解します。燃料ホースは経年劣化して硬くなっています。
スイッチシャフトの動作確認をするとハーフチョーク位置にできません。スイッチシャフトにガタがあります。タンクベントは現行機種の部品に交換します。
スイッチシャフトを点検すると摩耗しています。オレンジ色の本体側は異常なさそうです。
点火系統は正常です。
キャブレターを取り外しました。Walbro製
型式WJ 機番6A
漏れテスト結果は正常でした。しかし経年劣化している可能性があります。キャブレターオーバーホールが必要です。
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