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STIHL MS201C-M 20.30分作業するとアイドリング回転数でチェンが回りっぱなしになる。現象確認

PLOW長岡店の柳です。「修理ブログ」を見た!という京都府のお客様から送られてきたSTIHL MS201C-Mです。お客様の訴えは、玉切りを20.30分するとアイドリング回転数でチェンが回りっぱなしになる症状です。使い始めは刃は回らないそうです。STIHL純正エンジンオイルHPウルトラ使用です。

初めて聞く症状です。クラッチスプリングが劣化していると常に刃が回りっぱなしになりますが、今回は20.30分後に症状が出るので他に原因があります。基本点検から開始します。エアーフィルターが詰まったまま使い続けると空気量が減っているとM-Tronicが燃料を少なくして空燃比を自動調整します。すると薄い空燃比になるのでアイドリング回転数が通常よりも高くなってチェンが回りっぱなしになる可能性があります。

エアーフィルターを外してみると内部にまで木屑が浸入しています。エアーフィルターには破れがなかったのでかなり細かい木屑が吸い込まれてしまったようです。

多少の木屑がエンジンに吸い込まれてシリンダーやピストンに縦傷ができてしまうこともあります。エアーフィルターの清掃はこまめに行ってください。

マスキングをして清掃しました。

清掃完了したので現象確認(試し斬り)をします。今回は3台テストします。

エンジン焼き付き修理(シリンダー・ピストン交換)したMS261C-Mです。今日試し斬りした中で最強でした。一番早く切れました。

燃料系統の修理で復活した028AV SUPER(028AVSEQ)ピッチ変更したのが逆効果だったのか.325”から3/8”になり刃が大きくなり50cmハードノーズバーのためソーチェーンの回転速度が落ちるので以外にも遅かったです。途中で刃が止まることがありました。041AV標準装着バーなので排気量が足りないかもしれません。

そしてMS201C-Mは小型チェンソーなのにパワーがありました。玉切り中にアイドリング回転数が高くなった時に刃が回りっぱなしになることはありましたが回転数が戻ると刃が止まりました。この後何回も玉切りしましたが再発はしませんでした。

エアーフィルターを点検すると木屑が吸い込まれています。明日はエンジン診断、M-Tronic診断をします。

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