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新ダイワチェーンソーE407AVの整備 つづき

PLOWカスタマーサポート小関です

洗浄が完了した新ダイワのチェーンソーE407AV

劣化したゴム部品の交換作業に入りました

劣化しちぎれていた燃料ホースと硬化していたインシュレーター

インシュレーターはクランクケース圧力テストで異常が判明

目視では不具合があるようには見えませんが計測機器を使用し点検することで異常を発見できます

ホース類とインシュレーターを交換し組み上げていきます

キャブレターのメンテナンスを実施します

今回はタンク内でホースが千切れストレーナーが脱落していたので

内部フィルターに異物が入っているのは想定していました

開けてみると予想外に大量のゴミがスクリーンに引っかかっていました

これじゃーエンジンがかかりませんね

燃料タンクから濾過されない燃料が供給されこの部分のフィルターに引っかかります

奥にある網を傷つけないように固まったゴミを除去していきます

いきなりメタリング室側からエアーブローすると網ごと吹き飛びます

尚、キャブレター清掃時にエアガンで吹く人がいますがやってはダメです

キャブレターの構造を知っていたら絶対できないと思うのですが

エアガンで吹いてトドメをさしてから整備に持ってくるお客様や業者さんが毎年います

絶対に吹いてはいけない部分ってのがあるので心配な人は過去記事を参照してください

スッキリ綺麗になりました

丸い所に金網が挿入してあります

この部分がポンプ室とメタリング室の境目

この奥にニードルバルブが設置されてます

とても重要な金網なので定期的に清掃しましょう

ニードルを取り付けたらレバー高さの点検調整を行います

レバー高さの狂いはエンジン不調に直結するのできっちりセットします

専用の高さゲージがあると作業がラクです

キャブレターハウジング内にパーツを組み付け完了

スロットルとチョークの動作も快調です

エレメントはナイロンスクリーンタイプで一見綺麗に見えますが油煙とマイクロダストが結合した汚れで詰まり気味です

中性洗剤かガソリンで洗浄すると綺麗になります

*写真は洗浄後のフィルター

残りのパーツを組み付け燃料・チェーンオイルを注入しリークテストを実施

このあとキャブレターの空燃比調整と最高回転数調整を実施し完了です

E407は金属パーツ満載の機体なのでホールドした時の剛性感がハンパ無いですね

ガッシリした感触は現代のチェーンソーには無いフィーリング

こういうのを大切にしたいですね

 

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