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ゼノアG3700 エンジン整備開始

PLOWカスタマーサポート小関です

先日お預かりしたゼノアチェーンソーG3700

見積をご了承いただき作業を開始しました

シリンダー関連部品の交換と消耗パーツのお手入れをします

シリンダーを取り外す為各部パートを外していきます

G3700は非常に作業性の良い構造です

クランクケースとシリンダーを分離

コンロッドにも問題ありません

スモールエンドはベアリング両サイドにカラーが入るタイプ

ピストンヘッドは綺麗

ピストン内面もクリーンです

低品質オイルや劣化燃料を使用したピストンはこの部分が汚くなります

新しいシリンダー

懐かしいマークですね

最近のゼノアエンジンにはハスクのマークが入ってるので逆に新鮮に感じます

ハスクバーナのメッキはゼノアを吸収合併してからクオリティーが上がった気がします

初期焼き付きも最近は持ち込みが無くなったので感覚的な事では無いと思います

組付け前のチェックでシリンダーにピストンを入れストロークさせた時の

指に伝わる感触で仕上がりの良し悪しがわかります

ゼノアは昔からこの感触がたまらなく良いのですが最近のハスクも同じ感じなっています

このセットも滑らかなストロークで澄んだ音がします、合格

綺麗なメッキですね

ポートはオープンタイプ

3時方向の細い溝は始動に圧縮を逃がしスタートを楽にするデコンプ機構

プッシュ式のデコンプはカーボンが溜まり圧縮が抜けたり色々悪さをするので

個人的にはこのタイプのデコンプの方が安定性は高いと思います

キャブレターもメンテナンス

分解時、メタリングレバー高さが規定値外でした

ゲージを使用し正しい高さになるよう調整します

この部分非常にデリケート

セット値がずれるとエンジンが不調になります

メタリング室に入る燃料の量をコントロールする装置なので当然ですね

実機でのニードル調整値が規定値から大きくズレるときはここに問題があることが多いです

きっちりセットしましょう

 

このあと燃料系ゴムパーツを交換します

週明けにパーツが入荷します

 

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