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PLOW薪割機GS13PROGX コントロールバルブシール交換

PLOWカスタマーサポート小関です

今回は弊社オリジナル薪割機GS13PROGXの整備

コントロールバルブのシール交換です

*最後に方に整備手順動画のリンクを貼ってあります

使用部品番号は「GS13PRO-ALL-72」¥1,100(税込)

今回の機体は岩手県より送って頂きました

症状はバルブからのオイル漏れです

薪割機も機械なので使用時間が伸びるとシール類が消耗します

使用頻度が多く過酷な作業をされる場合は注意したい所です

とは言ってもシール交換作業は比較的簡単なのでユーザーでも可能です

*自信のない方は弊社または弊社特約店へご依頼ください

作業手順は

コントロールレバー支点ピンを抜き、レバーホルダー固定ボルト2本を外します

レバーがホルダーとともに外れます

次はレバーと反対側のディテント部キャップを取り外します

これもボルト2本を抜くと取れます

キャップの内部は空洞です

キャップの内側はディテント機構があります

レバーを後退位置にしたときに保持しシリンダーが最後まで戻ったら

自動的にレバーを復元する機構です

スプール(軸)はレバー側からバルブボディー方向へ押すと抜けます

黒いシールと白いバックアップリングが見えますね

今回の不具合はここの黒いシールが消耗していました

ゴム製シールですが固くなり収縮変形しています

抜いたスプールです

金属部分に傷や欠けなどないか点検します

これは問題無し

実はレバー側にもシールがあります

バルブボディー穴内の溝に取り付けてあります

一番手前に黒い細いのがソレです

ボディー内面(スプールと接する面)に問題がないか点検します

これも問題無し

ディテントのボールも異常摩耗はないので再使用します

スプールから古いシールを抜き取り新しいシールを付けたら復元です

外したのと逆手順で組付けます

この時注意が必用です(ここ重要)

スプールをティテント側から差込ますが途中で抵抗がかかります

その時、ディテント側を押すとボールがカラーから外れスプリングの力ではじけ飛びます

こうなるともう大変です

そうならない様に抵抗がかかったらディテント側を押さずに

レバー側の穴に横からドライバーなどを通しスプールを引っ張って

ボディーに引き入れます

無事整備が完了したGS13PROGX

試運転を行い作動油量やオイル滲みを確認し症状が完治

これでまたバリバリ薪を割れますね

作業手順動画を↓に案内します

動画ではバルブを取り外して作業していますがシール交換は機体にバルブが付いた状態でできます

 

 

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