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ホンダ発電機EG25i オイル消費過大整備
PLOWカスタマーサポート小関です
今日はホンダ発電機EG25iのエンジン整備からスタートしました
オイル消費が激しく短期間でオイルアラートが作動しエンジンが停止する不具合です
北海道川東郡から引き取りました
販売後11か月経過した機体です
動作確認するとすでにマフラーから液状のオイルミストが排出されます
同時に白煙もモクモクと・・・
これじゃーあっという間ににオイルが減りますね
エンジンを分解しシリンダーバレルとピストン関連部品を交換します
開放型発電機なので作業は簡単で助かります
エンジンを取り外したパイプフレーム
取り外したエンジン
これを分解していきます
これが発電部、ローターを取り外すとコイルが見えます
スッキリしました
カムシャフトとロッカーアーム、タイミングベルトを撤去
この機種は湿式タイミングベルト駆動
こっちはクランクシャフト側
分割したケースの反対側にはガバナーとオイルレベルセンサー付いてます
コッチは再使用
取り外したピストン
薄い擦り傷がありますが空冷なのでこれが普通です
リングランドに傷があるのはNGですがこのピストンにはありませんね
クランクシャフトと樹脂製カムシャフトです
カムには湾曲した針金状の部品が付いてます
これはデコンプ機構
始動時に圧縮圧力を抜いてリコイルを引く力を少なくしてくれる装置
ここが故障すると始動が凄く重くなります
ヘッドとバレルが一体型のエンジンです
シリンダーヘッドだけは外れません
燃焼室は比較的綺麗ですね
コンロッドだけ再使用しピストンとリング全数、ピンを交換
付け替え完了
ホンダのピストンは安価なエンジンでも手の込んだ仕上げ
新品のシリンダーバレルに先ほどのピストンをセット
ここまで来たら一気にくみ上げます
クランクシャフトとカムの位置を合わせタイミングベルトを取り付けます
コンロッドキャップボルトの締め付けは微小トルクなので正確なトルクレンチが必用
締めすぎるとすぐに焼き付きます
バルブクリアランスをセット
新品のバルブがシートに沈む分を考慮し調整します
残りはマフラーとキャブ関連部品の取り付け
これでエンジンは完成です
この後4時間のドライブテストを行いオイル消費に問題なければ完了
試験は明日実施します
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