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ホンダ発電機EU9iGBエネポのオイル漏れ 今年11件目
PLOWカスタマーサポート小関です
今朝はホンダガス発電機EU9iGBエネポのオイル漏れ整備から開始しました
この機種のオイル漏れ原因はほぼオイル注入口キャップからです
締め付けが足りなくてパッキンのシール効果が不足し漏れます
その場合保証修理対象にはならず保証期間中でも有料での整備になります
今回も到着時、フィラーキャップの締め付けが緩く周辺がオイルで濡れています
お客様は絶対フィラーキャップからではないとおっしゃっていますが検証します
エネポのオイル汚損清掃はエンジンを機体から取り外す必要があります
カバー類を順にとりはずしガス配管と電気配線を分離します
エンジンを取り外したらクーリングカバーを分離しクランクケースが見える様にします
カバーの底部にオイルが溜まっていますね
オイル漏れの可能性がある部位は
①オイルレベルセンサー(エンジン底部取り付けてありOリングでシールしています)
②クランクシャフトオイルシール(このエンジンは1か所使用しています)
③クランクケース分割面(液状ガスケットで接合面をシール)
確認の結果上記部位すべて漏れなしです
ではどこから漏れたかですが
やはりオイル注入口から浸透してきてますね
クーリングカバーのオイル注入口部から内部にオイルが流入した痕跡がハッキリ残っています
今回は珍しくオイル注入口の鋳造仕上げが合格です
多少の高低差とあたり不均一はありますがこれならキャップをしっかり締めれば漏れないでしょう
注入口から染み出したオイルはこのゴム部品の裏面を通りクーリングカバー裏面へ染み出します
そのオイルがエンジン底部から機体下部に滴下するのがエネポのオイル漏れメカニズム
分解清掃作業にはエンジン脱着を伴い多額の整備費用が発生します
オイル点検交換時はしっかりキャップを締めてください
そしてパッキンはゴム製で経年劣化します
定期的に点検増し締めしてください
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