毎月1日はプラウの日。お買い物でポイント5倍が貯まります。さらにLINE連携で3%OFFが実現!PLOW MEMBERS登録はこちらから
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
STIHL 011AVT エンジン吹け上がりが悪い。故障診断
PLOW長岡店の柳です。「修理ブログ」を見た!という兵庫県のお客様から送られてきたSTIHL 011AVTです。中古品を購入して数回使ったら調子が悪くなったそうです。
非常にキレイな機体です。
エンジンが調子が悪いとはどこかに不具合箇所があります。故障診断を開始します。
燃料タンクの中は非常にキレイです。
アニュラバッファ(防振ゴム)が破断しています。
チェンオイルと燃料を補給して正常にエンジン始動、アイドリング回転数2,360rpmで低いです。フルスロットルにすると7,000rpmしか回りません。011AVは最高回転数11,500rpmが正常値です。
スパークプラグは濡れています。キャブレター調整が濃い設定になっているかもしれません。また、メーカー指定プラグはNGK BPMR7AまたはBOSCH WSR6Fです。
圧縮圧力を点検すると980Kpaでした。正常です。
燃料ホース、タンクベントは交換済みのようです。
スターターを取り外しました。
マフラーを外してピストンを点検するとキレイです。
しかしシリンダーの吸気側に薄い縦傷があります。
薄い縦傷がありますがギリギリセーフと判定します。
キャブレターを取り外して漏れテストをしましたが
正常でした。でも中古品を購入したそうなのでキャブレターは分解清掃して内部を点検する必要があります。
修理動画のご案内
「修理ブログ」を発展させた、高度な「修理動画」を”Youtube プラウチャンネル”で展開中です。ご自身で修理を行いたい、機械の内部構造を知りたいなど、多くのご要望に対し「修理動画」と言う形でお応えしたいと思います。
◎「修理動画」一覧ページはこちらから。