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ホンダ耕うん機F220こまめ クラッチ点検です

PLOWカスタマーサポート小関です

今日はあさからホンダ耕うん機F220のクラッチ点検にとりかかりました

お客様よりエンジンを始動したら勝手に走り出したとのお電話をいただき点検する事になりました

引き取り後動作確認を行いましたが症状は発生しません・・・

お客様に再度問診をしましたが確かに走ったとの事、ん~

症状的にほんとに発生したら安全上よろしくない事なので徹底調査を行います

F220はミッションとエンジンを接続するボルトを取り外すとこうなります

クラッチシューはエンジン側に付いています

ミッション側には遊星ギヤーが内蔵されています

エンジンのクランク軸先端はギヤ状に加工されていてミッション中央に刺さる構造

個人的な話ですが最近、遊星ギヤー付きの機械を整備する時間が増えてます

旧車ブームとかで古いクルマの価値が上がり休日に修理を頼まれる事が増えました

オートマチックトランスミッションのオーバーホールなんですが最近はディーラーでもオーバーホールはしないそうです

我々が現役自動車整備士時代は普通に分解整備をしていたんですが最近のミッションは極度に高度化したので分解しないそうです

もう出番のない技術と思ってましたが今頃役に立つなんで以外です

で、F220

ミッション側から点検します

クラッチアウターを取り外しミッションケースにセットされている3個のスチールボールが脱落していないか点検

間違いなくセットされています

このミッションは停止時にクラッチアウターがフリーの状態

左操作ハンドルのレバーを握るとクラッチシューが開きクラッチアウターと接触しクランクシャフトと等速で回転し

ドライブプレート駆動することでミッション軸を回転させます

クラッチとクラッチアウターに異物などが入ると予期せぬ走行状態になるのですが異物などは見当たりません

クラッチアウターの変形や接触痕はなく正常です

ドライブプレートも問題ありません

↑はエンジンをしたから見上げた図

クラッチシューはエンジン下部に取り付けてあります

遠心式ではなく機械式

バイクのワイヤー式ドラムブレーキと同じ構造です

*F220はここがオイルに浸かった湿式です

クラッチセットの寸法も規定値内で問題なし

組み合わせにも問題ありませんね

ん~困ったな

全然不具合らしいと事がありませんよ

レバーに小石でも噛んだのかな?

悩む

 

 

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