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STIHL MS460 アニュラバッファ(防振ゴム)取り付けスクリューが折れてグラグラする。

PLOW長岡店の柳です。「修理ブログ」を見た!という福島県のお客様から送られてきたSTIHL MS460です。お客様の訴えは、アニュラバッファ(防振ゴム)の取り付けスクリューが折れてグラグラする症状です。

型式の古い順番から MS460→MS461→MS462C-M(現行機種)になります。

折れたスクリューです。

燃料タンクの中はわずかに木屑が入っています。燃料を補給して正常にエンジンかかりました。アイドリング回転数、フルスロットルも正常です。

この当時のエアーフィルタはネットのようなフィルターです。

内部まで木屑が入っています。現行機種のHD2エアーフィルタに交換をお勧めします。

製造年月2001年9月 20年前のチェンソーです。

エンジンの診断を開始します。圧縮圧力点検すると1,050Kpaでした。この機体もデコンプバルブ清掃するとさらに上がるかもしれません。

マフラーを外してピストンを点検すると

薄い縦傷があります。

シリンダーの吸気側にも薄い縦傷があります。

縦傷はありますがエンジン不調にはならないレベルの軽い傷です。まだシリンダーとピストンは交換しなくても大丈夫そうです。

アニュラバッファ(防振ゴム)を取り外しました。試行錯誤しました。どうやって外したらいいか試しましたが外れません。

ハンドルの損傷もあるのでタンクハウジング交換の見積もりして受注しました。明日は分解編です。

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