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ゼノア刈払機BK2650Hbのエンジン不調整備
PLOWカスタマーサポート小関です
今回はゼノアの背負い式刈払機BK2650Hbのエンジン不調
この機体以前ハイブリッドスタートが故障し通常のEZスタートシステムに改造したものです
症状は「エンジンが温まると不調になる」との事
早速状況確認を行うと確かに異常な回転状態が発生します
冷機始動後にどんどん回転が低下していきエンスト、そのご再始動困難になります
そして排気ガスのにおいが明らかに嫌な臭いです
圧縮圧力を測定すると基準値より高い値を示します
シリンダー壁は焼き付き痕はなくメッキの消耗が少しあるだけです
マフラーを取り外しピストンスカートに状況を確認すると「あれれっ」
排気ポートがカーボンで詰まりかけています
まずいですね
ピストンは変色していますが潤滑はできていた様です
燃焼室側を観察すると明らかなな問題があります
カーボンがびっしりこびりついた燃焼室が目に入りますが、
ガスケットのの状態がありえない事になってます
右側掃気ポート内にガスケットが入り込む形で変形しています
ガスケットが全体的に歪んだ状態で取りついてました
この機種のシリンダーは2本のボルトでクランクケースに固定されてます
ピストン関連部品は継続使用できそうなので腰上のメンテナンスを行う事にしました
マフラーも詰まっていたのでバーナーで焼いてカーボンを燃焼させ叩いて墨を排出
燃焼室はエンジンコンディショナーで処理しかなり綺麗になりました
カーボンで塞がりかけていた排気ポートも綺麗に
デコンプのスリットも綺麗になり始動性も回復させます
新しいガスケットを挟みシリンダーをセット
周辺パーツを復元
組み立てを完了し始動すると絶好調なエンジンになっていました
G26本来の始動性とストレスなくふけあがる感覚を取り戻しました
暖気後も正確にアイドルします
今回の不具合は燃料(混合ガソリン)に起因するカーボンが堆積した不具合でした
劣化燃料や低品質なエンジンオイルの使用により起こるトラブル
2サイクルエンジンには良質なオイルを使用してください
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