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ホンダ発電機EU9iGBエネポのオイル漏れ 今年10台目

PLOWカスタマーサポート小関です

今日も午後からホンダガス発電機EU9iGBエネポのオイル漏れ整備作業

エネポのオイル漏れも今年に入って10台目になりました

今回もエンジンを取外し漏れ箇所の確認作業から入ります

機体カバー底部がオイルまみれで外部に漏れ出ています

まずはエンジンをフレームから分離

すでに注入口下部がオイルまみれです

空冷用のカバーを取り外すとエンジン本体にアクセスできます

やはりオイル注入口周辺からカバー内へ漏洩していました

クランクケース、オイルレベルセンサー、オイルシールはドライです

各部を脱脂清掃

そしてクランクケースのオイル注入口を点検

やはりパッキン当たり面に段差があり高い所と低い所があります

もともと鋳造後の機械研磨は無しの仕様

こんな仕上げでもホンダでは仕様なので問題ないとの事です

が、機械に携わる人間としてこれはどうしても目をつむれません

精密研磨して平面に仕上げます

メーカー出荷時は↑の状態

オイルストーンに#30のオイルを塗布し削っていきます

少しこすり当たりの状態を確認するとかなりの高低差がある様です

結構削ったつもりですがまだまだ低い所に石が当たりません

かなり凸凹がある個体です

10分程研磨しパッキン当たり面が平になりました

この後オイルストーンの番手を細目に換え仕上げました

全然綺麗になった注入口をみて「これが当たり前の状態だよね」って思いました

ま~、生産コストの問題で機械仕上げを省いたんでしょうがチョッとガッカリです

あとは復元作業とドライブテスト

この作業にはガス配管の切り離しが伴います

完成検査時はガス漏れ検査も必須

2時間のドライブテスト後オイル漏れはありません

冷却カバー内を内視鏡で確認しドライある為整備完了です

今回のオイル漏れは注入口キャップからの漏洩でした

 

指でぎゅっつとしめても締め付け不足です

プライヤーなどで増し締めしなしとダメなんです(樹脂キャップなので締めすぎると割れるので注意)

キャップは確り締めましょう、それとパッキンは消耗品なので硬化していたら交換しましょう

 

 

 

 

 

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