REPAIRBLOG修理ブログ

PLOW長岡店の柳です。魚沼市のお客様から持ち込みされたSTIHL MS500i 2019年製です。世界初のインジェクションチェンソーです。

瞬時に吹け上がる反応のいいエンジンに感動しますよ。お客様はMS661C-Mのダブルスパイク＋チェンキャッチャーにカスタムしています。

プライミングポンプを8回押してスターターを引くだけでエンジン始動します。アイドリング回転数2,970rpmで安定しています。

お客様の御用命は、1.エアーフィルター、ピックアップボディ、スタータロープ交換　2.燃料キャップ、チェンオイルキャップOリング交換　3.機体清掃です。

まずはスターターを取り外してみるとフライホイール周辺は汚れています。

スターターの裏側にも木屑がついています。

キレイに清掃しました。

エラストスターターグリップを分解してロープを交換します。このグリップには衝撃を吸収するゴムが内蔵されています。

フライホイールもキレイになりました。従来のチェンソーのようにフライホイールの横にイグニッションコイルはありません。エアーフィルターの下にあるコントロールユニットから点火されます。

御用命ではありませんが燃料タンクの中に木屑が入っているので

清掃しました。ここは重要です。いつもきれいにしてください。

ピックアップボディ、キャップOリング交換します。

ニードルケージ給油も必要なメンテナンスです。高速回転する部品なのでグリスアップしてください。

エアーフィルター交換してメンテナンス完了です。

始動確認OKです。次回はMDG1による点火系統点検です。大型チェンソーなのに凄く軽く感じます。