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ホンダ除雪機パワーハイト整備のバックオーダー解消

PLOWカスタマーサポート小関です

今日は朝から除雪機パワーハイトシリンダーの整備をしています

1本目は北海道岩見沢市より到着したシリンダー

HS1180Zのローリングシリンダーです

ローリングシリンダーはハイトシリンダーとそっくりですが内部の構造が違います

ローリングはハイトよりロッド長が短いんです

ピストンの直径も大きいのでOリングのサイズも違いますよ

今回の機体はガイドが摩耗しガサガサでした

ロッドメッキ面は摩耗と傷が僅かにありますが再使用可能です

*ローリン用のロッドはメーカー供給終了の為手に入りません

ロッドに新しおいガイドセットを取り付ける時はシールを損傷しない様

特殊工具を被せてから組込みます

ロックナットの固定はロックタイト

ボールやカシメではないので作業が楽ですね

ロッドセットの組付け完了

この後シリンダーボディーに組付けオイル注入とエア抜きをします

この時もローリングシリンダーとハイトシリンダーでは作業方法やオイル量チェック方法が違います

エア抜きが完了したら内部油圧が規定値まで上昇するかとリリーフバルブが正常に作動するかを

油圧計を取付て数値を確認します

中にはリリーフバルブが正常に動作していない機体もあります

そういうシリンダーは自重落下を起こしたり上昇速度不良が起きます

中には油圧測定をしないで完了にする業者もいて新規のお客様より他社修理品の再修理を依頼される事があります

シールを替えるだけの素人仕事はだめです

2本目は秋田県秋田市より届いた機体

HS1810Zのハイトシリンダーです

この機種のハイトシリンダーは途中で仕様変更が行われています

モーター出力を強化した仕様に変更ななっていますが、初期モデルでも対策を施しているケースがあり

機体番号では使用部品が特定できない事があります

今回のモーターは仕様向上後のシリンダーでした

シールは一度交換されています

でも漏れちゃったんですね

現在供給されているパーツは穴がいっぱい空いてるタイプです

なので使用する工具も違います

新部品はキャップ上部の厚みが増しています

締めた時の手ごたえもしっかりしていて安心感がありますね

何だかグレードアップした感じがします

約1時間の作業で2本のシリンダー整備が完了しました

どちらもブロー圧異常やモーター加熱も無く正常に動作するようになりました

本日お客様へ発送します

 

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