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Husqvarna 543XP エンジンかからない故障診断
PLOW長岡店の柳です。エンジンがかからない症状で津南町のお客様から持ち込みされたHusqvarna 543XPです。他店購入品ですが喜んで点検、診断させていただきます。2サイクルエンジンオイルは純正オイルをご使用ですか?と受付する時には必ず聞いていますが、お客様はガソリンスタンドで混合してもらった燃料を使っているそうです。他社製の2サイクルエンジンオイルは純正品よりも潤滑性能が低くてエンジン焼き付きする故障が非常に多いです。
排気量43.1cm3あります。STIHL MS241C-Mとほぼ同じです。
燃料を確認すると他社製のオイルで混合した燃料が入っています。この燃料で始動するかスターターを引いてみましたがスカスカで圧縮が感じられません。
エアーフィルターはかなり汚れています。
圧縮圧力を点検すると550Kpaでした。低過ぎです。
マフラーを外してピストンを点検すると深い縦傷が1本あります。排気口にカーボンが堆積しています。
他社製の2サイクルエンジンオイルは燃焼するとカーボンが発生、堆積して剥がれたときにピストンとシリンダーの隙間に入って研磨剤の役目をして縦傷ができます。
シリンダーの吸気側にも縦傷があります。エンジン焼き付き確定です。
何度も口酸っぱくいっていますが、チェンソーメーカー純正2サイクルエンジンオイルを必ず使ってください。できればSTIHL純正2サイクルエンジンオイルHPスーパーかHPウルトラをお勧めします。当店ではHPスーパーを使っています。
修理可能ですが高額修理になります。せっかく修理しても他社製の2サイクルエンジンオイルを使ってしまうとまた同じようにエンジン焼き付きする可能性があります。エンジンオイルは非常に重要です。
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