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STIHL MS261 始動時スターターが引っかかる診断

PLOW長岡店の柳です。今日は異常に暖かいです。STIHL MS261のスターターが引っかかる症状で入庫しました。2010年製です。

正常にエンジン始動しました。特に引っかかる感じはしませんでした。MS261のはデコンプバルブがついていて始動時に低圧縮にすることで軽くスターターを引くことができますが、私はデコンプバルブを押さなくても始動できます。腕力が弱い方はデコンプバルブを使用してください。アイドリング回転数2,800rpmで安定しています。最高回転数14,000rpmまで回ります。

スパークプラグを点検すると電極は正常な茶色をしていますが回りにカーボン付着があります。

圧縮圧力を点検すると1,120Kpaありました。正常です。

一応マフラーを外してピストンを点検するとピストンリングの下側に排気ガスが漏れているようです。

縦傷はありません。排気口にカーボンが堆積しています。

シリンダーの吸気側に薄い縦傷があります。

拡大しました。

このわずかな縦傷が気密性を低下させて排気ガスが漏れる原因になります。現状では全くエンジンの始動性、アイドリング回転数、吹け上がり正常です。

お客様が気になっていたスターターの点検をします。非常にキレイです。異物はありませんでした。

スターターのポールは摩耗なし。ロープを引くと正常にポールが開きます。

このまま様子を見てもらうことにしました。

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