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タナカ TCS2800S キャブレター分解清掃

PLOW長岡店の柳です。今日は異常に暖かいです。タナカTCS2800Sの修理見積もり連絡して受注しました。部品発注してキャブレター分解清掃を開始します。

Walbro製キャブレター 型式WT 機番438

すべて分解しました。L,Hスクリューは緩める前に何回転で完全に締まるか確認してから取り外します。標準戻し回転数と合っているか確かめるためです。リミッターなしの旧型のキャブレターなのでマイナスドライバーで誰でも調整ができてしまいます。キャブレター調整方法を間違えるとエンジン不調や焼き付きの原因になります。素人の方はいじらないようにお願いします。

インレットニードルバルブは摩耗して限界の線が見えています。

スクリーンフィルターはキレイです。

メタリングダイヤフラムとポンプダイヤフラムはカチカチに硬くなっています。エンジン始動不能の主原因はこれだと思います。経年劣化または低品質なエンジンオイルしようすると早期劣化します。

鉄蹄洗浄してから組み付けます。

燃料ホースも硬くなっていました。機体清掃したら交換します。

組み付けたら漏れテストをします。チェンソーのキャブレターは気密されていなければなりません。0.8barを保持できない場合は緩めたり締めたりしてガスケットがなじむまでやり直します。漏れていると燃料が漏れる他にエアーを吸ってしまい薄い空燃比になり、エンジン焼き付きする危険もあります。チェンソーの修理は信頼できるショップにおまかせください。

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