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ホンダ発電機EU16i エンジン不調修理とタイミングベルト交換

PLOWカスタマーサポート小関です

今回はホンダインバータ発電機EU16iのエンジン不調とタイミングベルト交換です

かなり使い込まれてる機体、内部の仕様から初期型である事が分かります(機体番号ラベルが剥がれてNo不明)

エンジン不調の修理でお預かりしましたが色々消耗していて危険な部分もあります

お客様と相談の上追加部分も修理する事にしました

まずは燃料ポンプからのガソリン漏れ

これ火災の原因になるので見逃せませんね

ダイヤフラムが劣化してガソリンが染み出します

消耗品なので燃える前に交換しましょう

燃料ホースとコックも限界でした

これも交換

エンジン不調の原因はキャブレター内部の腐食

燃料タンクから流入した水分と劣化ガソリンで酷い状態です

清掃をあきらめてキャブレターを交換します

リコイルの不具合もありエンジンを機体から取外します

念のためにタイミングベルトを点検すると劣化が進みヒビ割れが発生

交換時期ですね、見といてよかった

タイミングベルト交換の為に邪魔なパーツを取外して行きます

ローターは外さなくてもベルト交換はできます

クランクオイルシールが怪しい時はこっちも分解してシールを替えます

今回はOK

クランクケースをパかっと分割するとタイミングベルトが見えます

エンジン内部にありオイルに漬かった状態で動力伝達をしています

カムシャフトは異常なし

カムはプーリー一体型で樹脂製

オートデコンプ機構が搭載されています

これが故障するとリコイルが超重くなりますよ

ベルト以外問題無い事を確認して組付けを行います

ベルトは組付け方向に指定があります

クランクシャフトとカムの合いマークにズレが無いか慎重にチェック

クランク側はここ

今回は問題ありませんがオイル下がりがある場合はバルブとガイドを確認します

緑いろの部品はステムシール

このエンジンは吸気側だけステムシールがあります

排気側は無し

後は組み立て

洗浄したベースプレートにエンジンや電装系をセットしていきます

タンクは結構タイトな搭載方法

物凄く汚かったエンジンもクリーニングして見違える状態

カバー内部も汚損箇所を洗浄して組付け

何とか今日中に試運転を完了できそうでう

 

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