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新ダイワ E380 故障診断

PLOW長岡店の柳です。除雪機の点検修理の入庫が10台になりました。今日HSL2511の点検完了しましたがチェンソー修理入庫3台、エンジンカッター1台、発電機1台です。その中の1台が新ダイワE380 点検依頼です。

燃料タンクには劣化した燃料が入っています。

まずは燃料を抜き替えて始動テストすると、

エンジンかかりましたがアイドリング回転数が異常に高いです。3,000rpmに調整、最高回転数は13,000rpmまで吹け上がります。

スパークプラグの状態は良好です。

しかし圧縮圧力点検すると860Kpaしかありません。低いです。始動性、吹け上がり正常だからといってエンジンが正常とは言えません。圧縮圧力が低いと爆発力が弱くてエンジン不調になります。

マフラーを外してピストンを点検するとピストンリングのまわりが真っ黒です。

ピストンリングの下側に細かい縦傷があります。排気口にカーボン付着があります。

シリンダーの吸気側を点検すると薄い縦傷があります。

吸気側に縦傷ができる原因は、1.劣化燃料を使った。2.水分を含んだ燃料を使った。3.低品質なエンジンオイルを使った。4.エアーフィルターを未清掃のまま使い続けて木屑を吸い込んだ。チェンソーは高回転、高負荷、長時間の連続運転で過酷な使用環境です。潤滑性能に優れるSTIHL純正2サイクルエンジンオイルHPスーパー、HPウルトラをお勧めします。

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