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STIHL MS180 エンジンかからない故障診断

PLOW長岡店の柳です。STIHL MS180エンジンかからない症状で持ち込みされました。燃料は最近混合したばかりで新しいそうです。

エンジンオイルはSTIHL純正HPを使っているそうです。木屑は入っていません。キレイなタンク内です。

入っていた燃料で正常にエンジンかかりました。もしかしたらお客様はフルチョークでスターターを何回も引き過ぎてスパークプラグを被らせてしまったのかもしれません。フルチョークで5回スターターを引いても初期爆発が起きなくてもハーフチョーク位置にしてスターターを何回も引くとエンジンかかります。当店で販売したMS230 MS250始動不能のお客様が多いのはフルチョークで何回もスターターを引き過ぎているユーザーが多いからだと思います。

エアーフィルターは少し木屑がついていますが詰まりはなさそうです。

スパークプラグを点検します。若干カーボン付着しています。排気ガス中に煙が出ていたので混合比率が濃過ぎるかエンジンが焼き付きしている可能性が高いです。

圧縮圧力を点検すると960Kpaでした。やや低いです。正常な圧縮圧力は1,100Kpaくらいあります。

マフラーを外してピストンを点検すると縦傷はありませんでしたがシリンダーの吸気側に縦傷がハッキリ確認できました。写真がなくてすみません。シリンダーの吸気側に縦傷ができる原因は1、劣化した燃料や水分を含んだ燃料を使用した。2、エアーフィルターから異物を吸い込んだ。3、低品質なエンジンオイルを使用した。今回の故障原因は1番の可能性が高いです。

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