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ゼノアG2000Tのメンテナンス

プラウカスタマーサポート小関です

栃木県より送っていただいたゼノアチェンソーG2000Tの整備中

亀裂がありエアーを吸い込んでいたインテークマニホールド交換が完了

試運転を行いキャブセッティングを行いまいたが、アイドリングでチェーンが走ります

この機種、クラッチドラムが小さくて軽いので微妙にソーチェーンが動くのは仕様なんですが

ちょっと動きすぎです

なのでクラッチスプリングを交換します

G2000Tのクラッチはちょっと他のゼノア機種と違う部分があります

まずはドラムを取り外します

ドラムをロックしているのは中央のスクリュー1本

工具はT20を使用します、逆ネジじゃなくて正ネジなので注意

ドラムが外れました

内面の汚れや摩耗をチェックします

クラッチシュー取外しにあ専用工具を使用します

中央の穴にクランク軸が通ります

クラッチシューは逆ネジ、他のチェンソーと同じです

ピストンロックにはリコイルロープが便利

プラグ穴からどんどん入れていきます

この時ピストンで吸排気ポートが塞がっている事が絶対条件です

クラッチシューが外れました

スプリングは3本あります、これを交換します

老化したスプリングはテンションが低下し低速回転で伸びてしまいます

結果、シューが規定回転以下で開いてソーチェーンが走ってしまいます

G2000Tは機体番号でスプリングが違います

この機体は前期型ですが後期型のクラッチセットが取り付けられていました

なので後期型のスプリングを発注し交換します

ちなみに、上が後期型で下が初期型

形と巻き数が違いますね

スプリング交換が完了したクラッチ

これで本来の性能を発揮します

クラッチ動作は安全作業の基本です

定期的に動作確認をしてください

 

 

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