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新ダイワ E1039S エンジンかからない故障診断

PLOW長岡店の柳です。新ダイワE1039Sエンジンかからない症状で持ち込みされました。かなり使い込まれています。

最初に燃料劣化を疑い抜き替えてみましたが始動しません。スターターを何回引いても爆発しません。

次に点火系統の点検をします。

エンジンに直接キャブレタークリーナーを注入してスターターを引くと初爆がありました。点火系統は正常です。

スパークプラグを点検すると電極が白く焼けています。薄い空燃比です。それとカーボン付着しています。低品質なエンジンオイルを使用していると思います。プラグが乾いているので燃料が来ていません。燃料系統が詰まっています。

テスターを使って点火系統の再テストすると青白いスパークを確認しました。

圧縮圧力点検すると最初1,100Kpaありましたが1,060Kpaに低下しました。

マフラーを外してピストンを点検するとピストンリングの回りが真っ黒です。燃焼ガスが漏れています。

シリンダーの吸気側に1本縦傷あります。

全体的に薄縦傷がありました。エアークリーナーから異物を吸い込んだり水分を含んだ劣化した燃料をしようすると吸気側に縦傷ができます。軽度のエンジン焼き付きしていますが圧縮圧力が正常値の範囲内なので燃料系統の修理で直りそうです。

キャブレターにティッシュペーパーを詰めてエアーブローしました。キャブレターを取り外します。

漏れテストは正常でしたが燃料供給していないのでキャブレター内部で詰まっているかポンプダイヤフラムが正常に機能していない可能性があります。他に原因があるとすればインパルスホースが外れているか亀裂からエアーを吸っているか?

キャブレターを分解してみるとポンプダイヤフラムがカチカチです。おそらく始動不能の原因はこれです。

メタリングダイヤフラムもカチカチです。

 

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