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STIHL 020AVP SUPER エンジンかかったりかからない時がある。故障診断

PLOW長岡店の柳です。4連休の初日は快晴です。プラウのブログを見た!という長野県のお客様から送られてきたSTIHL 020AVP SUPERです。020AVPは今年1月に2台、2019年にも1台修理した経験があります。排気量32.0㎝3です。

地元の農機具店から部品がないから修理不能と言われたそうです。お客様の訴えは、1、エンジンがかかったりかからなかったりする。イグニッションコイルが部品供給終了と言われたようですね。2、チェンアジャスティングスクリューが摩耗している。 3、スターターロープ交換

燃料とチェンオイルを補給してエンジン始動しました。アイドリング回転数1,900rpmで低いですが吹け上がりは正常です。

メーカー指定プラグは BOSCH WSR6F または NGK BPMR7A です。

スプロケットは摩耗限界です。

圧縮圧力を点検すると1,050Kpaでした。少し低いです。

チェンアジャスティングスクリューのナットが摩耗しています。MS170の部品で直りそうです。

マフラーを外してピストンを点検すると縦傷なし

しかしピストンピンの回りが黒いです。

シリンダーの吸気側に縦傷があります。この程度ならまだ使えると思います。

クラッチASSYを点検するとシューが2ヶ所脱落しています。スプロケットも交換必要です。

ウォームギヤとスプロケットの形状が現行機種と違います。これらの部品も日本国内にはありません。

これから燃料タンク一体型スターターを取り外します。

分離成功しました。

横置きエンジンなので木屑が大量に堆積しています。

キャブレターにティッシュペーパーを詰めてから

エアーブローしました。

キャブレターを取り外しました。Walbro製 型式WA 機番86C

キャブレター漏れテストは正常です。0.8barを維持しています。それでも古いチェンソーなので分解清掃をお勧めします。

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