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STIHL 041AV エンジンかからない、クラッチASSY交換完了

PLOW長岡店の柳です。群馬県のお客様から持ち込みされたSTIHL 041AV 西ドイツ製です。

圧縮圧力は12.0barあります。非常に強い圧縮です。

前回キャブレター分解清掃、ダイヤフラム、ガスケットを交換しましたが、アイドリング回転数が高過ぎる。約5,000rpmで調整しようすると回転数が波打つ現象(ハンチング)になりました。二次空気を吸い込んで不調になっていると思い、キャブレターガスケット↑を交換しました。しかしキャブレターにも原因がありました。長岡店の展示機041AVのキャブレターに付け替えるとエンジンは正常にアイドリング回転数2,700rpmで安定しました。

展示機041AVのキャブレター分解清掃してダイヤフラム、ガスケットを付け替えます。

日本国内にはクラッチASSY、スプロケットがないためドイツやアメリカから輸入しました。まだ純正部品があることが凄いです。組み立ててキャブレターを調整します。アイドリング回転数2,700rpm 、最高回転数11,300rpmまで回ります。

最後に試し斬りしました。041AVは爆音です。豪快に切り進んでいきます。バイオハザードに出てきそうなチェンソーです。

このSTIHL 041AVは初期型で、エンジン始動時にスロットル全開を保持するストッパーがありません。ロープでレバーをしばって始動後すぐに解く方法でエンジン始動します。古いSTIHLチェンソーは修理するのが難しいですが部品がまだあるので修理可能です。後期型の041AVにはチェンブレーキやハンドガードがあります。

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