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Husqvarna 560XP エンジン焼き付き修理

PLOW長岡店の柳です。魚沼市のお客様から持ち込みされたHusqvarna560XPです。修理見積もりして受注しました。お客様がエンジン分解するところが見たいという要望にお応えしてシリンダーを取り外す直前まで分解、清掃しておきます。

キャブレターを外します。

AutoTune(STIHL社ではM-Tronic)キャブレター自動調整する機種です。

キャブレター漏れテストは正常です。0.8barを維持しています。

機体清掃します。フライホイール

マフラー側

キャブレター側です。層状掃気エンジン(排気ガス対策)は構造が複雑になります。

フライホイール側の清掃完了

マフラー側の清掃完了

エアークリーナー側の清掃完了

ここまでの作業は当日までに進めておきました。

お客様が御来店しましたので修理開始します。シリンダーを外しました。ピストンの排気側には薄い縦傷で軽傷ですが、

ピストンの吸気側に深い縦傷があります。お客様は最後に使ったときは凄く調子が良かったと伺いましたがエアークリーナーが破れているのに気づいて交換したそうです。もしかするとエアークリーナーが破れたときに異物を吸い込んでしまったかもしれないです。

←矢印をマフラー側に向けてピストンを取り付けます。

ピストンとシリンダーにエンジンオイルを塗ってからシリンダーを組み付けます。規定トルク10.0Nmで締め付けます。

外したシリンダーの排気側です。薄い縦傷です。

シリンダーの吸気側です。ピストンと同じくらい縦傷があります。エアークリーナーの点検清掃は重要ですね。

 

 

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