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STIHL MS661C-M M-Tronic 診断、スパークプラグが白く焼ける原因
PLOW長岡店の柳です。STIHL MS661C-MのM-Tronic診断を開始します。熱間時再始動性が悪い症状です。アフターアイドリング5分以上しないと再始動性ができないというお客様の訴えです。先週は新潟県内はフェーン現象で40℃近い高温でした。エアークリーナーはキレイです。
稼働時間 74時間47分55秒 正常に実行された始動試行 1010回
お客様が気になっていたスパークプラグが白く焼ける現象です。半分は電極が真っ白なのに
半分はカーボンがついています。白く焼ける原因は、燃焼温度が高い、空燃比が薄いからです。カーボンができる原因は、混合比率が濃い、燃焼温度が低いからです。でもこのような現象は初めてです。お客様の使用している燃料はハイオクガソリン+HPスーパー 50:1の混合比率です。STIHL技術担当者に相談すると、ハイオクガソリンにするメリットはなし、レギュラーガソリン+HPウルトラの方が熱間時の再始動性が良くなるという事例があるそうです。また純正スパークプラグNGK BPMR7AをBPMR8Aに変えて熱価を上げることでプラグの放熱性を高くする対策方法もありますが、外気温が下がってきたらBPMR7Aに戻してください。
コントロールユニットを較正(工場出荷状態に初期化)します。
運転データを確認します。
アイドリング回転数設定 43 フルスロットル設定 71 わずかに濃い設定になりました。スパークプラグをBPMR8Aに変えて、燃料をレギュラーガソリン+HPウルトラで熱間時再始動性に変化があるかお客様に体験してもらいたいです。
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