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【過去記事】ホンダ除雪機 HS660オーバーホールです サブミッション分解

ニュースでは東京が大雪で大変な事になっているとか (ノ゚ο゚)ノ

 

こちら新潟では平年以下の降雪です。

 

我々除雪機で商売をしている身にはキツイ冬です。

 

今回はホンダ除雪機HS660サブミッションオーバーホールです。

 

 

ホンダの小型除雪機はHSTと言う無段変速機で機体を走行させますが、HSTから出た出力は一旦、サブミッションと言う最終減速機で減速されクローラーを回しています。

 

 

構造は現行機HSS970nも同じです。

 


コレがHSTとサブミッション。

エンジンの下にはこんな機械が隠れてるんです((((((ノ゚⊿゚)ノ

 

上の→部にプーリーが付いてエンジンからベルトで駆動されます。

 

 

下がサブミッション

 

HSTから出た軸がサブミッションに入っています。

(写真では隠れて軸は見えません)

 

で、サブミッションの内部はこんな感じになってます∑(゚Д゚)

 


沢山のギヤーが入ってます。

でも、乾いてます、ギヤの歯面が。

 

そうなんです、このサブミッションはミッションオイルが入っていません。

 

でも、こういう設計なんです。

 

ギヤーにはグリスが塗ってあるだけ。

 

それも「たた、これだけ~」ってくらい微量 (ノ_・。)

 

コレで十分な潤滑が出来るはずがありません。

 


ギヤを外すとミッションケース内面の軸部から水が入った形跡が(ノ゚ο゚)ノ

軸とベアリングが錆びてます。


外側はこんな感じです。

軸シールから水が入ったんですね、でもこのシールはトテモ簡易的な構造なんです。

 

点検で入庫した機体を確認すると抜けている事もよくあります。

 

きゅっと押し込んであるだけで、圧入とは程遠い設計。

定期的なメンテナンスが重要な部分です。

 


今回はHSTの交換も行いました。

 


HST交換とサブミッションO/Hをしてフレームに組み付けた図です。

20年選手ですがこの大改修でもう10年は活躍出来そうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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