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【過去記事】スノーファイター HS1810Zのエンジン不調です。

ホンダの大型機スノーファイター「HS1810Z」が不調です。

 

お客様より「何か雪が飛ばないし、プラグがかぶる」と修理依頼です。

 

 

お預かりして確認すると、「エンジン音が変!」 ∑(゚Д゚)

 


実はこのエンジン、結構プラグがカブるトラブルが出ます。

始動直後に多いんですが、温まると息を吹き返す事がしばしば。

定期点検時にはプラグ交換は当たり前のエンジンなんです(゚Ω゚;)

 

今回もプラグを新品に交換し、快調になりましたが納品の為トラックに積み込もうとしたらエンジン不調再発です (-“-;A

 

左バンクに点火してません。

 

不具合の出ているうちに早速故障診断開始です。

 


点火コイルの1次と2次側の抵抗値測定をします。

 

測定結果は「正常値」 Σ(゚д゚;)

 

 

「アレッ」て感じです、ん~…

 

 

めんどくさいけどコイル単体点検が必要です。

 

 


走行ベルトを外して、ベルト外れ止めを取外します。

 

そして赤いカバーを外すとコイルが見えます。


ちなみにコレがかぶったプラグ。

完全に真っ黒です。

 

2つのコイルはエンジンストップ回路に並列に接続されているんでギボシを外して点検します。

 

 

結果は「抵抗値 正常 ((((((ノ゚⊿゚)ノ

 

 

ん~、回路の抵抗値は測定上良い値です。

 

たぶん内部で電圧が上昇した時にリークしているんでしょう。

 

ストップ回路を外して、コイル単体でスパークするか試しても点火しません。

 


(スパークテスターをプラグキャップに取り付けて火花をみます)

 

今回の診断は「点火コイル内部不良」って事でコイル交換になりました。

 

 

高電圧回路は静的に診断してOKでも、機械を稼働させると不具合が出ること多々あります。

 

 

安易にプラグ交換ですませてはダメですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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