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【過去記事】スチールのチェンソーMS170 エンジン不調
涼しくなったせいか薪割り関連の修理が増えてきました。
今回の患者は絶大なコストパフォーマンスで好評のスチール社製チェンソーMS170です。
なんと、あのスチールのチェンソーが¥29,800!!
お陰で、結構手荒に扱われる事、多々あり (;^_^A
現象は高速が全く吹けない ((((((ノ゚⊿゚)ノ
エンジンは始動しますがアイドリング維持困難、アクセルを開けると開度30%位でストール。
結構使い込んでいてクラッチカバーも汚れが溜まっている様子。
早速、燃焼室点検っと思ってカバーをはぐったら。
汚いし、ヨレヨレでカバーと隙間空いてるし・・・
エンジン内にかなりの汚れを吸いこんでしまったはず。
そのへんを踏まえて分解開始です。
燃焼室とシリンダーはチェックしたんですがOKでした。
やはりこうなってましたか。
エアクリーナーをパスした木くずがメタリングの大気がわに入り込んでます。
スチールのZAMA製キャブはココが汚れない構造のはずなんですがね。
メインジェットが怪しいのでチェック!
光にすかすと正常なときの「ピー」と光が通る感じが有りません。
清掃します。
さて、ウォルブローキャブでは当たり前に付いてるHiとLoニードルがコノキャブにはないんです。
イツモ思うんですが、「掃除しにくっ」って。
メインジェットを外しボア下部に見えるノズルからパーツクリーナーで掃除する以外ありません。
で「シャー」っと清掃してメインジェット側から導通点検、OKです。
清掃前は全く通らなかったのがウソみたいにノズルから霧状に噴き出します(ノ゚ο゚)ノ
早速復元、エアクリーナーも新品に交換です。
ついでに点火コイルとクラッチも清掃して作業完了。
調整ニードルが無い(穴はあるけど真鍮のボールで塞いである)んでポン付けで完了。
(調整不要なのが逆に不安ですけど・・・)
結果、絶好調になりました(ノ´▽`)ノ
やっぱり、調子の良いエンジンは気持ちがイイですね。
MS170の容赦なく吹けまくる爽快なエンジンが大好きです。
排ガス対策でこの先こういうエンジンが無くなって行くのが悲しい(ノ_-。)
保存用に一台買っとこうかな?って本気で思いました。
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