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【過去記事】電動カート モンパルML100 ライトが点灯しないんです
地元の同業者様よりの修理依頼です。
患者はホンダの電動カート「モンパル ML100」。
不具合状況は①充電コードをコンセントにつないでも充電できない。
②ヘッドライトが点灯しない。
基本点検を行い不具合状況の確認を行い上記不具合の発生を確認しました。
①に関しては充電ユニットを分解して点検が必要なのでシートとボディーカバーを取り外します。
ボディーカバーを取り外すとスッキリします((((((ノ゚⊿゚)ノ
って言うか「スカスカ」です。
充電系統の点検の為、充電ユニットを取り外し点検を行います。
巻き取り式の充電コードはこのユニットの下についています。
中央に2か所ギボシがあるのでコンセントプラグ間の導通をチェックします。
ここで不具合原因判明!
片側が断線しています。
チョッと拍子抜けするくらいあっさり解決。
部品代はシールテープを含めても¥3,000程。
「さて、ヘッドライトのバルブ交換して終わりだな」と電球の確認をしたら ( ̄□ ̄;)!!
(゜д゜;)球切れじゃない 、面倒が起きそうな予感がします。
この機種はライトの電球が切れるとメーターパネルのLEDの右から2つが点滅してブザーが鳴り異常を知らせてくれます。
今回も上記警報が出ています。
まずは電球の点検をしますが「切れてな~い」(ノ゚ο゚)ノ
チョッとガッカリです。
次はメーターパネル裏のスイッチ類の点検です。
その先を点検に進みます。
このモンパルのライト系の配線はフューズBOXの5Aフューズから24Vがバルブを経由して、コントロールユニット内でアースに落ちる設計です。
上記の球切れ警告システムを実装する為か、テスターで電圧を測ると面白い電圧を表示します。
約7V(ノ゚ο゚)ノ
システムを理解してないと驚いてしまいます。
この機種、バッテリーのマイナス側は直接ボディーアースしてません∑(゚Д゚)
バッテリーのマイナスラインはコントロールユニットに入ってます。
これが混乱を引き起こす事になります。
たとえば、バルブソケットで電圧を点検しようとしてテスターのマイナス側をボディーに接触させます。
「あれ、電圧来てない」、って事で上流を点検したい所ですが・・・ 違うんです。
アース回路はコントロールユニット内部で成立するんで、ボディーにテスターのマイナスを当ててもテスターは振れません。
回路図を見れば「当然だよね∑ヾ( ̄0 ̄;ノ」って思うんですが…
機体には新品の電球が取り付けてあります、ギブアップしたメカさんは混乱しちゃったんでしょう。
って事でコントロールユニットのコネクター部で電圧とスイッチ信号の入力を確認したところ正常!
そうです、不具合の原因は「コントロールユニット内部不良」でした。
部品代だけでも6万円超えΣ(゚д゚;)
かなりの高額修理になりました。
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