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2サイクルエンジンの焼付き オイルの選択が重要です

PLOWプラウカスタマーサポート小関です

チェンソー・刈払機の焼付き修理が減りません

不具合機のユーザーが使用していたエンジンオイルを問診すると皆さんホームセンターで購入した怪しいオイルを使用しています

純正オイルの使用を推奨すると「なんで?」って聞かれます

チェンソーメーカーの取説には純正オイルまたはJASO性能分類FD級を指定している事がほとんどです

問題は「JASO性能分類FD級」って曖昧な表記をしているメーカーがある事

性能分類FDとひとくくりにしていますがチェンソーの高回転エンジンで問題ない性能であることを保証するものではありません

なぜならJASOの「潤滑性能」試験用エンジンはゼノアのエンジンブロワーEBZ6500だから

風を出して落ち葉なんかを吹き飛ばす機械ですね

性能試験機は令和元年12月改定で↑のEBZ6500になりましたがそれ以前は長らくホンダのスクーター「ディオ」(AF27)で試験を行っていました

↑がホンダスクーター・ディオAF27

どちらのエンジンも最高回転数はチェンソーや刈払機と比べると低回転型

EBZ6500の最高出力回転数は6700回転

ディオの最高出力回転数は7000回転

14000回転が当たり前のチェンソーエンジンとは大違いですね

なのでJASO性能分類の潤滑性能試験はチェンソーの超高回転エンジンでの使用を想定していないって事です

↑はやまびこブルーシールド50:1

チェンソー・刈払機メーカー純正オイルは超高回転・高負荷環境で使用されるチェンソーで性能試験を行いエンジン保護性能を検証しています

価格は少し割高ですがエンジン保護性能は確実に性能要求レベルを満たしているので安心して使用できますね

逆にスクーターの低回転エンジンで試験を行ったエンジンオイルを自分の大切なチェンソーに使うのは私なら絶対に嫌です

2サイクルエンジンオイルはメーカー純正品以外の選択肢はありませんよ

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