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Husqvarna　254G　クラッチスプリングが折れた。エンジン故障診断

PLOW長岡店の柳です。プラウのブログを見た！という福島県のお客様から送られてきたHusqvarna254Gです。排気量54ｃｍ3あります。5月に修理したSTIHL MS280C-BI　54.2ｃｍ3と同等クラスです。
お客様の訴えは
クラッチスプリングが折れた状態で譲ってもらったので修理して使いたいです。
カバー取り外してみると確かにスプリングが折れています。
スプロケットを点検すると摩耗しています。
チェンオイルと燃料を補給してエンジンかかるか試してみるとかかりました。アイドリング回転数が低過ぎるので調整しました。吹け上がりも良好です。ただクラッチスプリングが破損しているのでチェンオイルが出ないと思いましたが正常に吐出を確認できました。
エンジンカバーを外します。
スパークプラグを点検するとカーボンで真っ黒です。低品質なエンジンオイルを使用したか、混合比率が濃いか、低負荷運転をしたか、メーカー指定プラグ以外のプラグを付けたか？
圧縮圧力を点検すると900Kpa（9.0bar)でした。低いです。
マフラーを外してピストンを点検するとキレイです。が、
ピストンリング下側に薄い縦傷があります。
シリンダーの吸気側を点検するとハッキリと縦傷があります。軽い焼き付きしています。この状態でも正常にエンジンかかるので御用命の箇所だけ（クラッチASSY、スプロケット）交換するか、エンジン、キャブレター分解清掃、燃料ホース、フィルター交換等の完全修理をするかお客様に相談します。
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