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ゼノアBC260DU エンジンかからない故障診断

PLOW長岡店の柳です。柏崎市のお客様から持ち込みされたゼノアBC260DUです。
Made in Japan
ループハンドルのような変わったハンドルです。形状からCハンドルと呼ぶのでしょうか?
お客様の訴えは、プライミングポンプがダメみたいです。燃料タンクに直接取り付けられている黒いゴム製部品です。
古いロゴです。
入っていた燃料でエンジンかからず、燃料を抜き替えてみます。劣化した燃料が入っていました。工場内の燃料でもエンジンかかりませんでした。
スパークプラグを点検すると乾いています。燃料が来ていません。キャブレターが詰まっています。
圧縮圧力を点検すると0barでした。おかしいと思い長岡店のデモ機MS170で試してみるとやはり0barでした。コンプレッションテスターが壊れています。
圧縮圧力は点検できませんでしたがマフラーを外してピストンを点検するとピルトンリング下側が真っ黒です。燃焼ガスが漏れています。
ピストンの下側には薄い縦傷があります。排気口に黒いカーボンがついています。低品質なエンジンオイルを使用していると思います。
シリンダーの吸気側に深い縦傷がありました。エンジン焼き付きしています。
劣化した燃料や低品質なエンジンオイルを使用使用しないようにお願いします。2サイクルエンジンはエンジンオイルで機械の寿命にかなり差が出ます。当店ではSTIHL純正エンジンオイルHPスーパー、HPウルトラをお勧めしています。

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