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マキタMDE335 修理持ち込み 故障診断

PLOW長岡店の柳です。昨日修理完了したマキタMDE335ですが、長岡市内のお客様からまたマキタMDE335が修理持ち込みされました。ブログの影響なのかは分かりませんがマキタが続きます。お客様は今年1回使用中にガス欠になり給油したがエンジンかからなくなったそうです。
ホームセンターコ〇リでキャブレター分解清掃、ダイヤフラムを交換してエンジンかかるようになったが現在は始動不能です。Made in West Germany
問診して気づいたことはエンジンオイルの混合比率25:1を50:1に混合しているそうです。間違った混合比率で潤滑不良でエンジン焼き付きしている可能性が非常に高いです。
燃料を抜いてみると確かに薄い色をしています。
燃料を抜き替えても始動せず、スパークプラグを点検すると濡れています。カーボンはほとんどついていません。
圧縮圧力を点検すると10.8barでした。ギリギリセーフ
プラグを乾かして再度始動するか試してみるとエンジンかかりました。アイドリング回転数3,200rpmで安定しています。
しばらくすると燃料タンクキャップとチェンオイルキャップから漏れてきました。
スプロケットは交換必要です。
マフラーを外してピストンを点検するとキレイです。
しかしピストンリングの下側は細かい縦傷があります。
シリンダーの吸気側に縦傷がハッキリ見えます。エンジンかかるけど軽い焼き付きしています。
これからキャブレターのテストをします。
Walbro製 型式WT 機番390
漏れテストをすると0.8barを維持しています。正常ですが、分解しないと分からない箇所があるので分解します。
メッシュスクリーンに異物があります。
ホームセンターコ〇リでダイヤフラムを交換したそうですが、ポンプダイヤフラム膨張あり、メタリングダイヤフラムは硬くなっています。
インレットニードルバルブは摩耗限界です。
チェンオイルが漏れているようなのでオイルホースも交換をお勧めします。この機体も復活させたいと思います。

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