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STIHL FS265 エンジンかからない故障診断、修理完了

PLOW長岡店の柳です。熱中症に気を付けて今日も営業中です。STIHL刈払機が2台持ち込みされました。FS265という古い機種です。
診断開始します。燃料キャップが割れています。
この機種はSTIHLのパーツリストに載っていないくらい古いです。
燃料フィルターはキレイです。
スパークプラグはキツネ色に焼けていて正常ですが、メーカー指定ではないプラグがついていました。
圧縮圧力点検すると10.2barでした。やや低いです。
エアークリーナーはなくなっています。劣化してスポンジがボロボロになりエンジンに吸い込まれた可能性が高いです。
マフラーを外してピストンを点検するとキレイです。
ピストンリングの下側に薄い縦傷があります。
シリンダーの吸気側を点検すると深い縦傷があります。エアークリーナーがない状態で使用したために異物を吸い込んだ。低品質なエンジンオイルを使用した場合にシリンダーの吸気側に縦傷ができやすくなります。
かなり深い縦傷です。エンジン焼き付きしています。
マフラーを点検すると、完全に詰まっています。
清掃すると蜂が出てきました。蜂は刈払機や耕うん機のマフラーに侵入して巣を作ることがあります。
マフラーを取り付けてスターターを引くとエンジンかかりました。あんなに縦傷があったのにエンジンかかってしまいました。凄いです。

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