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STIHL MS261C-M エンジンかからない故障診断

PLOW長岡店の柳です。今日の長岡市の最高気温は35℃で猛烈な暑さです。こまめな水分補給しながら仕事をしています。三条市からエンジンがかからなくなったと持ち込みされたSTIHL  MS261C-Mです。エンジン不調になる前の状態を聞いてみると、作業中フルスロットルでガス欠してエンジン停止したので燃料を補給してからエンジンかからなくなったそうです。
まずは燃料を点検します。STIHL純正エンジンオイルHPを使っています。新しい燃料なので異常なしですができればさらに潤滑性の高いHPスーパーかウルトラをお勧めします。この状態でも正常にエンジンかかりました。アイドリング、フルスロットルも正常に吹け上がりました。お客様に問診すると冷機時始動位置▲で何回もスターターを引き続けたそうです。エンジンかからなかった原因はプラグかぶりと診断します。M-Tronic搭載機は冷機時▲位置で2、3回くらいスターターを引くだけで始動しますが始動しない場合はアイドリングI位置でスターターを引き続けるとエンジンかかります。
エアークリーナーはキレイに清掃されています。
圧縮圧力は10.9barでギリギリセーフです。正常なエンジンは11.0~12.0barあります。
シリンダーの吸気側を点検すると左側に縦傷が見えます。
ピストンリングの下側には縦傷はありませんが燃焼ガスが漏れて黒く泣ています。
ピストンリングの回りもガスが漏れています。シリンダーの縦傷が原因で圧縮が漏れているため軽い焼き付きしています。お客様にはこのまま使っていただいてさらに調子が悪くなったらシリンダーとピストン交換をすることをお勧めしました。

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