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STIHL MS201TC-E 機体清掃、キャブレター分解清掃

PLOW長岡店の柳です。昨日入庫したSTIHL MS201TC-Eの修理見積もりして受注しました。シリンダーの吸気側に縦傷はありましたがエンジンの調子がいいので今回はキャブレター分解清掃とエンジン回転数調整、スパークプラグ、ピックアップボディ交換、機体清掃の作業内容になりました。
スターターを外してみると木屑がついています。
キャブレターの回りも溜まっています。エンジンの中に異物が入らないようにインテークマニホールドにティッシュペーパーを入れておきます。
廃ガソリンで汚れを落とします。横置きエンジンは隙間が多く木屑が入りやすいです。
清掃中に気づいたのがチェンオイルキャップからオイル漏れしていました。Oリング交換で直りそうです。品番96459482470 税別¥210です。
スターター、スプロケットカバーも清掃完了しました。
スターターを取り付けてスパークプラグ(ギャップを0.5mmに調整済み)、ピックアップボディを交換します。
これからキャブレターを分解清掃します。
ポンプダイヤフラムが膨張しています。スクリーンフィルターには異物はありませんでした。
L、H調整スクリューについているリミッターを専用工具SSTを使って取り外します。現行機種のキャブレターにはリミッターが付いていて未経験者がいじってさらに不調になったり、最悪エンジン焼き付きしたりという故障を防ぐためでもあります。
キャブレターのメタリングダイヤフラムは硬くなりパリパリでした。
外したインレットニードルバルブ(左側)は薄く摩耗限界線が見えます。キャブレター漏れテストでは異常なしでしたが分解してみると摩耗や経年劣化している箇所がありました。

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