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Husqvarna 560XP autotune エンジンかからない故障診断

PLOW長岡店の柳です。魚沼市のお客様のチェンソー2台目はHusqvarna560XP autotune 2011年製です。
STIHL製チェンソーではM-Tronicと呼ばれている電子制御キャブレター搭載機です。
排気量59.8cm3あります。STIHL MS362C-M(59.0cm3)に近い機種です。
チェンオイルと燃料を補給しましたがエンジンかかりません。お客様は560XPは不具合なしと聞いていましたが、圧縮圧力を点検すると7.6barでした。低過ぎです。正常値は11.0~12.0bar圧縮あります。圧縮圧力が弱くて爆発できません。
マフラーを外してピストンを点検すると縦傷はありませんでした。
薄い縦傷がありますが重傷ではありません。気になったのはシリンダーの排気口にカーボンが多く付いていることです。Husqvarna純正エンジンオイルを使っているそうなので考えられるげんいんは1.濃い混合比率で使っている。2.低負荷運転をしている。3.劣化燃料を使っている。
シリンダーの吸気側を点検すると薄い縦傷がありますが致命傷になるほどの深い縦傷はありません。ピストンリングが摩耗しているか、固着しているかもしれません。
デコンプバルブを清掃してみます。
清掃後に圧縮圧力を再テストすると8.3barに上がりました。それでも基準値より低いです。この状態でもエンジンかかりませんでした。正常な圧縮圧力にするにはシリンダーとピストンを交換しないと直りません。高額修理になりそうです。

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