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Husqvarna 346XP アイドリング回転数が高い故障診断

PLOW長岡店の柳です。魚沼市のおお客様からHusqvarnaチェンソー3台持ち込みされました。その中の1台が349XP 2010年製です。お客様の訴えはアイドリング回転数が高いという症状です。
排気量45.0cm3です。STIHL MS250(25.4cm3)とほぼ同じです。
チェンオイル、燃料を補給してエンジン始動、暖機運転後のアイドリング回転数は3,600rpmで高いままです。
スパークプラグを点検すると電極が白く焼けています。これは薄い空燃比の危険サインです。燃料系統が詰まっているか、エアークリーナー以外から空気を吸い込んでいるか?エンジンオイルはHusqvarna純正を使っているそうです。
圧縮圧力点検すると10.3barでした。やや低いです。
マフラーを外してピストンを点検するとピストンリングの下側が真っ黒です。燃焼ガスが漏れています。ピストンリングの固着、または摩耗しているかもしれません。
ピストンスカートはキレイです。
シリンダーの吸気側を点検すると薄い縦傷があります。エンジンはかかりもよく吹け上がりも正常に感じましたが軽い焼き付きしています。
クロスハッチ(オイルを保持させる加工線)がキレイに残っています。この状態でも使えますが新品時の圧縮圧力より低下しているのでパワーダウンしています。

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