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STIHLソーチェーン 角刃の目立てでフック気味?

PLOWの目立て動画のコメントに角刃の目立てでフックになると悩んでいらっしゃる方がいらっしゃいました

私も店頭対応などでそんな話を数件お聞きした事がございます

それは多分、セミチゼル刃の砥ぎ上がり形状を見慣れているからではないかと思います

私が数年前、お客様証言を検証したくて色々実験をしてみた結果論です

*もちろん目立て時のヤスリ高さや直径、角度が正しく設定されてての話しですが

↑の写真はSTIHL製の新品ソーチェーンの写真です

上がセミチゼルの63PM3(ピコマイクロミニ)MS230などに標準装着品

下が角刃の63PS3(ピコスーパー)MS201に標準装着されているカッター

カッター形状を比較するとピコスーパーはフックっぽく見えます

これはカッティングポイントの形状からそう見えるんです

右がセミチゼルで左が角刃

カッター先端(右端)の鋭さが違いますね

どちらも同じヤスリ直径4mmが指定されています

こっちから見ても角刃の先端がセミチゼル刃より突き出ているのが分かります

結果同じヤスリで同じヤスリ保持高さで目立てしても角刃の方が何だかフックっぽく見えちゃうんです

試しに角刃のカドを滑らかに削り目立てをするとフックっぽさが影を潜めます

カッター形状が分かる様に正面から撮影しました

↑はセミチゼル、左肩がなで肩なのが分かります

そして↑が角刃

形が全然違い左肩がキリリと尖ってますよね

この分カッター先端が突き出て見えるんです

カッターの砥ぎ上がりに悩んだときは新品カッターの状態と比較してみるのが近道です

ハスクバーナで最近採用されているX-CUTソーチェーンなどもカッティングポイントが異様に突き出てみえて「いいのかな?」って最初は思いましたが良く切れれネガティブな感じはないですね

正確な目立てをサポートしてくれるツールが各メーカーから販売されているので活用して下さい

大体こんな感じ~とか、カンにたよった目立てはダメですね

↓は私が解説しているビデオです

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