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DOLMAR 121i 診断結果

整備着工中のドルマー121i

不具合解析の為燃料系統を分解点検しました

ドライブテストの結果ニードルセット値異常を確認

Lニードルが2回転戻し位置でLAスクリューは目いっぱい緩めてある状態

本来のLニードルセット値は1回転戻し前後なんでかなり開いてますね

調整スタート値のL・H1回転戻しでは高回転域は良いのですが中速で失速

低速は回転維持困難な状態

プレッシャーテスターを使い燃料ホースとタンクの気密テストを行いましたがOK

ついでに燃料ストレーナの分解点検もしますが不具合が出るほどの詰まりは無し

黄色い筒が多孔質のフィルター、詰まる時はここが通らないんですがOK

ウォルブローのフィルターは多孔質筒の代わりにボディーに金属網が有るタイプが多いです

これが121iのキャブレターTillotsonHS236E347

ポンプ室とニードル弁の気密テストを行いますがOK

ポンプダイヤフラムはしなやかさを維持しています

問題発見↑メタリングダイヤフラムが硬化していますパリパリに

形状もふやけているようですが硬いんですコレ

これじゃーメタリング制御がまともに出来ません

心配していたシリンダーの傷ですがピストンリングへの影響は軽微で再使用可能

今回の整備はメタリングダイヤフラム交換を行う事にします

TillotsonのダイヤフラムはHusqvarnaの純正部品が入手性が良いのでいつ使用しています

HSタイプのメタリングダイヤフラムはインレットコントロールレバーとのコンタクト形状が2種類あるので注意が必要です

プッシュするタイプと二股部に引っ掛けるタイプで互換性が無いんです

121iは引っ掛けるタイプでした


部品が入荷次第装着しセッティングを行います

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