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【過去記事】ホンダ発電機 EU9iのエンジン始動不能です
ホンダインバーター発電機EU9iのトラブルです。
エンジンが始動しなくなったとお客様が持ち込まれました。
リコイルロープを引くと全く抵抗無く引けます=圧縮低下が起きてます。
なので、プラグを外し圧縮圧力を確認しましたが、測定値はゼロ!
早速分解して不具合原因の探求です。
タペットカバーを外してみました、外装を外したり色々バラしたりで意外と面倒な作業です。
で、結果ですが。
(ロッカーアームを外した図です、奥の方がインテークバルブ)
本来、バルブスプリングの反発力で上に上がってなきゃいけないはずですが、なぜか下がったままです。
軽い焼き付きなら引っ張ると「パコンっ」と戻るんですが、今回は頑なに戻りません。
曲がったのかな?と思ったんですが、キャブレターを外しインテーク側よりバルブステムを見ると下の写真の様に、汚れがこびり付いています。
バルブステム(バルブの軸)に樹脂状の汚れがこびり付き、ボコボコになっていました。
劣化した燃料か質の悪い燃料を使ったのが原因ですね。
以前にもペットボトルに保存しておいたガソリンを使用してこうなったケースがありました。
今回のも、ガソリンに不純物が溶け込んでいたのでしょう。
薬品で汚れを溶かし、固着したバルブを動くように修理を行いました。
燃料は常に新鮮なものを使いましょう。
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