REPAIRBLOG修理ブログ

アウトドアシーズンの為か、発電機修理が増えてます。

 

今回はヤマハインバーター発電機EF2800ISEのOEM機　ヤンマーG2800iSEの修理です。

 

 

ステッカー以外ヤマハと同じ機械です（ヤマハ製です）、新ダイワからも同じ機械が赤いボディーで販売されています。

 

 

現象は「セルが回らない」、「リコイルロープを引くと始動出来る」です。

 

 

作動確認を行うと、確かにセルモーターは回りません、リコイル始動は良好です。

 

 

早速、始動回路を点検します。

 

カバー類を取り外し、バッテリー点検です、電圧OK！

 

バッテリーを引っ張りだすと始動ﾘﾚｰが奥にあります。

 

この機種はﾘﾚｰユニットにヒューズが2つ付いていて切れると作動不良をおこします。

確認しましたが２つともOK

キーを始動側に回すと「カチ、カチ」とコイルが作動しています。

これがリレーです、下部左側の赤っぽいのがヒューズ。

バッテリー～リレー側を測定しましたがOK。

スターターモーターへの出力を測定すると、キーを始動にしても「カチッ」と音がしますが電圧が出ません。

試しに両端子を別配線でつなぐと勢いよくモーターが回転しエンジンが始動します。

 

原因は始動リレーの内部不良です、リレーの交換を行い完治しました。

 

ちなみにスターターモーターはフロントカバーを外すと見える位置についてます。

（赤い配線がつながっているのがスターターモーターです)

外すにはカバー類を全部外す必要があります。

 

今回の整備費用は始動リレーの部品代と工賃の合計￥１０，６５０でした。

 

 

リレーは内部に接点があり、作動時に大きな電流が流れるので使うたびに消耗します。

 

定期的に交換したい部分ですね。