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KOSHIN発電機GV-9i リコイルユニット戻り不良

KOSHINのインバータ発電機GV9iの不具合で茨城県より送っていただきました

抜群のコストパフォーマンスで人気の機種

6万円で買える900Wってのが人気の理由でしょうか

今回はリコイルロープの戻りが悪いとのお問合せで遠方より送っていただきました

小型機のリコイルユニット脱着って意外と面倒なんですよね

狭い空間にエンジンやジェネレータやインバータがぎっしり詰まってます

↑の写真を見てピンとくる人は鋭い

どう見てもY〇M〇H〇そっくりです(Y製ではないですよ)

でも油断してはダメです、筐体の構造はモナカ型

エンジンマウント足も左右分割のカバー底部にスライドさせて押し込みそのうえで下部からボルトで固定する変わった仕掛け

ま~、マウント固定ボルトが脱落しても機体内でエンジンが暴れる事は無い構造ですがこうする必要ってあるかいな?

文句言ってても進ま無いので作業を進めます

リコイルユニットはこの狭いすきまから見えますが3本の固定ボルトをこの状態で取り外すのはほぼ不可能

燃料タンクが邪魔ですね

こっち側ケース半身を取外しタンクを移動してからリコイルユニットを取外しました

向こう側のエンジンマウントとインバータを固定しているボルトは抜かなくてOK

*抜かない方がいいです

これがリコイルユニット内側

どこかで見たようなデザイン

ピンがカム状の溝を移動してせり出してくるタイプ

ホンダ耕うん機FF300と同じタイプですね

確認の結果軸部分の動きが渋い事を確認しました

始動時に紐を一気に戻すと巻きたるみが出て引っ掛かります

*本来はゆっくり戻すのが正しい操作ですよ

リール軸をシリコングリスで給油するとスルスルと巻き戻る状態になりました

明らかに動きがよくなりイイ感じです

何度始動しても問題は起きません

完治と判断していいでしょう

リコイル始動時には大切な手順があります

4サイクルエンジンは始動時のリコイル引き力を軽くしてくれる機構がエンジンに内蔵しています

「デコンプ」という機構です

この装置、カムシャフトに内蔵されていてエンジン停止時に紐をゆっくり引きカムが一定以上回転するとセットされバルブをほんの少し押し開きます

この状態で紐を引くと圧縮圧力が適度に抜けてとても軽くリコイル紐を引けます

結果、紐を引いた時のクランク回転数が早くなり始動性が良くなります

カムシャフト回転数が一定以上になると遠心力で「デコンプ」は自動的に解除されエンジンは規定圧縮状態で作動をつづけます

紐を引く力が少なくて済むのでリコイル紐やリコイル本体の寿命ものびますよ

エンジンを始動する時はリコイル紐をゆっくり引き重くなったところ(圧縮上死点)をちょっと過ぎた所で一旦止め、紐の遊びを取った後(これ大事)一気に引きます

これで始動が楽になります

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