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休日はカメラ整備 コニカC35Flash matic
コニカC35の修理依頼品
これはコセキも大好きなカメラです
個人的に4台所有しています
とても小さくて軽くてどこへでも持っていける相棒
C35FlashMatic、1971年~72年製造の機種なので48年以上前の製造
1968年発売のC35にフラッシュ撮影を簡単にできる機能を追加したモデル
*フラッシュ設定が簡単になっただけでフラッシュは内蔵してません
世界初のフラッシュ内蔵カメラC35EFピッカリコニカは1974年発売
このカメラ、テッサータイプのレンズなのでびっくりする位良く写りま
今回のメンテナンスは「距離計」の調整
このカメラは距離計連動式マニュアルフォーカス
↑のファインダー中央の黄色い四角い部分に二つの像が映るんですが、ピントが合うと二つの像が一致します
右にはシャッター速度と絞値が表示されるので被写界深度や手振れの危険性をおおよそ判断できますね
写真だと1/200秒f6位でしょうか
距離計のズレは機体2か所に上下と左右ズレを調整するスクリューが隠れています
距離計調整前には必ずレンズの無限大焦点が合っているか確認する必要があります
正確に無限大位置をセットしたカメラを用意し調整する側のフィルム室に数本線を引いた透明フィルムをセットし後部から光を当てます
この時調整するカメラのシャッターは解放、B位置でシャッターを切ったままにします
↑は測定用に使用したニコンFEのファインダー像
C35のフォーカスを∞に合わせFEのスクリーンで映った線が直線であるか確認します
C35の無限大位置調整がずれていればスクリーンに映った線は上下でズレます
今回の機体は正常
露出計の値も確認します
セコニックL-208の値と比較します
ズレは1/3段程度なので誤差の範囲ですね
もうすぐ製造から50年を迎えるカメラですが新品に近いコンディションを維持しています
光学系やボディーのアルマイト仕上げの品質など素晴らしい仕上がり
今、これを造ったら販売価格はどれ位だろ?って考えちゃいっます
当時の定価は¥24,700でした
日本のモノづくりが世界一だった頃の手ごたえを感じる名品です
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