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ヤマハ・ガス発電機 EF900ISGB 低温時の始動

低品質な燃料ガス缶から多量に不純物が流入したEF900ISGBの整備が完了

完成後の試運転を行おうと思ったんですが「気温が低すぎ」

2020年1月14日朝の外気温は摂氏8℃

この状況でEF900ISGBの始動を試みますがかかりません

やっと初爆がおきても回転が持続できません

実はヤマハガス発電機EF900ISGBは摂氏10℃未満では運転出来ません

↑は取扱説明書の29ページ

燃料のブタンガスの性質状10℃未満では運転出来ませんとうたってますね

という事は今朝の外気温「8℃」では使えないって事です

とは言っても整備後の試運転を行わなくてならないので困ります

なので屋内の摂氏12℃環境で始動をします

取説通りに2分間暖機を行い500Wハロゲンライトを点灯させましたがすぐにエンスト

ん~、2分では暖機が足りないようです

ガス缶内の燃料はマフラーの熱で温めて気化を促進するために金属製のパイプがマフラーの周囲を経由しています

↑の写真のパイプがマフラーの熱を受け内部の燃料の温度を上げます

なのでマフラーが温まらないとブタンガスの気化十分に行われなくてエンジン不調を起こすんです

という事で今度は5分間暖機を行いテスト

問題なく作動します 

12℃環境でも2分では暖機時間が足りない場合があるようです

ではメーカーが保証する作動温度10℃でテストします

外気温摂氏10.5℃

この温度でも2分暖機では足りないですね

3分半でハロゲンライトを点灯すると正常に発電をつづけました

カセットガスを燃料に使う内燃機関は使用環境が限定されます

ヤマハガス発電機EF900ISGBは摂氏10℃以上

ホンダガス発電機EU9iGB「エネポ」は摂氏5℃以上が指定されています

災害用や非常用に発電機を購入する場合はこの使用可能最低温度も考慮する必要があります

冬季の屋外気温は簡単に10℃以下に低下します

燃料管理が容易なガス式にするか低温でも使用できるガソリンエンジン式にするか悩みますね

今回はつくづくそう思いました

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