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ハイブリッド除雪機の構造ってどうなってるの?って質問がありました

お付き合いのある自動車整備工場のメカさんから

「ハイブリッド除雪機ってどんな構造になってるの?」

中型除雪機市場で販売される機種の半数以上がハイブリッド機

ホンダの中型機は100%ハイブリッドです

日頃からハイブリッド除雪機が当たり前の環境で販売・整備をしている我々ですが、別業種のメカさんの中にはハイブリッド除雪機が苦手な方が多い様です

苦手な理由は「構造や電装システムが分からん」ってのが多い様です

なので「ハイブリット除雪機とは」って所を簡単に解説します

⇑の図は第一世代ハイブリッド除雪機のシステム構成図です

凄くシンプルな構成です(エンジンはこの図にありませんが発電を駆動するだけの役目です)

作動原理は下記

①エンジンを始動するとオルタネーターが回転し発電を開始します

 未走行時はバッテリーを充電します

 *除雪機構部分はエンジンの動力をベルトでオーガへ伝達し、機械的に除雪

  部分を駆動するのでハイブリッド機構は走行機能のみを担当します

②左ハンドルの走行レバーを握ると(走行ON)バッテリーに蓄えた電力が左右のドライバーに供給されます

③ドライバーの役目はECUからの指示を受け左右のモータ回転数と回転方向の制御を行います

 回転方向と速度は作業者が操作するコントロールレバーのセンサーで検出

④ドライバーから電力を供給されたモーターは指示された方向・回転数で作動

 モータ内部に内蔵された回転センサーで検出した信号をECUに送ります

⑤ECUは自分が指示した回転数とモターからの回転信号を比較しながら正しい

 回転数になるようにドライバーに指示を出します

現在ハイブリッド除雪機を販売しているのはホンダだけですが、以前はワドーや三菱ブランドでもステッカー違いの同一機種を販売していました

ホンダが早い時期にハイブリッド除雪機を実用化できたのは↓コレの技術があったから

モンパルML100 1999年発売

ホンダハイブリッド除雪機HS1390iの発売は2001年

実はホンダハイブリッド除雪機の走行モーターはこのモンパルの部品が由来

なので現行機種のHSM1590iK1もこのモーターを搭載しています

いまだにブラシ付きのモーターを搭載しているのはこんな所から引っ張っているから

20年以上前の技術が今も健在

それだけ熟成され安定した走行ユニットです

*HSS1170iは次の世代ML200系のモーターなんでブラシレスです

 こっちの方が後発だけあって進化していますね

⇑がHS1390iのドライバーユニット、バッテリー左右横に付いてます

現行機種HSM1390iK1は黒いプラスチック製のBOX

世代が新しくなるごとに色々な物を一体化していきました

小型ハイブリッド機HSS1170iはECUとドライバーユニットが合体

一つのユニットに集約されました

現行機種はキャブレターも電子制御化してスロットルはモーターでコントロール

アクセルワイヤーは消滅しました

電子制御システムはどんどん進化します

進化のスピードの置いて行かれない様に日々自分を磨く必要がありますね

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