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ホンダ耕うん機FV200ピアンタの始動不能

ホンダ耕うん機FV200ピアンタです

この機種、機体を横倒しにしてしまうと再始動が出来なくなる事があります

ちょっとくらいならセーフですが長時間寝かせちゃうとダメです

何故なのかは下の写真を見てくださいね

赤い矢印の部分

エンジン最上部からパイプが一本出ています。

このパイプはエンジン内でピストンが上下する時の圧力変動をレギュレーターって部品に伝えるホース

四角い部品がレギュレーター

この部品の役目は

①ボンベから供給されるガス圧を決められた一定の圧力に調圧

②エンジン停止時はガスを遮断、始動すると開弁する自動コック

エンジンからでたホースは写真矢印の部分に刺さります

こんな感じでエンジン内圧力がレギュレーターに届きます

機体を倒すとエンジンがかからなくなるプロセスです

①エンジン右側(エアクリーナ側)を下にして倒す

②エンジンオイルが赤矢印部のパイプからホースに流入

③流入したオイルのせいでエンジン内圧力がレギュレータに伝わらなくなる

④圧力が来なくなったレギュレーターはガス弁を開かない

⑤ガスが来ないからエンジンは始動できない

これが始動不能に至る原因です

ガスの流れです

エンジン内のオイルが↑の赤矢印部に流入します

この現象が起きてしまった場合はホースを外し清掃します

もし、レギュレータ内部にも流入してしまった場合はそれも清掃する事になります

なのでピアンタは倒さないで下さい(前方に傾けるのは可)

保管時も横倒しは厳禁、正しい姿勢で保管して下さいね

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