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ホンダインバータ発電機EU18i リコイルが重くなる
ホンダインバータ発電機EU18iです
始動時にリコイルロープを引くと数回に1回すごく重くなります
ガツっっと来ます
機械的に異物が挟まるなどの影響は無くデコンプが解除されているようです
エンジン始動時にリコイル紐を引く力を軽減する機構が「デコンプ」
小型汎用エンジンではカムシャフトに内蔵されていて自動的に作動する仕組み
↑はカムシャフトです(カム山が下に向いた状態)
カムシャフトにはデコンプ爪とそれを遠心力で解除するデコンプウエイトがあります
エンジン停止時にはスプリングの力でウエイトが引っ張られ爪が飛び出ます
始動時にカムシャフトが回転するとロッカーアームに接触し、本来バルブが閉まっている領域で僅かにバルブを開く作用をします
なので本来圧縮が高まり始める位置で圧縮を開放し紐を引く力を軽くします
赤丸部分にデコンプ爪があります
エキゾースト側のロッカーアームを押し圧縮を逃がします
ちなみに、EU18iはプラスチック製カムシャフトをタイミングベルトで駆動
本来、エンジンが始動して回転数が上昇しウエイトが遠心力で外側に開くと解除するんですが、とても低い回転数(リコイルを引く回転数)で解除されてしまい圧縮力がもろに引き手にかかっちゃうんです
タペットカバーを取り外しカムを点検しますが引っかかりはないですね~
さてどうしましょう
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