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ゼノア刈払機BCZ261ST-EZ クラッチ不良です

取引先の造園業者様のお持ち込み修理です

症状は「エンジンを始動すると刈刃が回転する」

アイドリングで回転します

こんな時はクラッチスプリングの劣化かフェーシングの剥離なんですがとりあえず分解点検を開始します

予想通り剥離していますね

シューの固着は発生していません、青焼けもありません

ポロリと剥がれてますね、やれやれです

でも何か変だよってねって感じが…

クラッチアウターの内面を見たとき思いました

摩耗痕が不自然、剥がれたフェーシングの接触痕やクラッチアウター内面の減り方に第六感がビリビリきます、変だよねコレ感ありありです

アウターの位置が超微妙ですが動いているような…?

なので反対側を確認

やっぱりないですね~、「サークリップ」が

何処に行った?

ここに居ました、防振ダンパーにくっ付いてる

見えます?、グリスの粘着力で張り付いてますね

これが外れたせいでクラッチアウターが微妙にベアリングインナーレースから抜けてきたんです

なのでクラッチフェーシングがアウター内面の̚カドに接触して無理な力が掛ったんですね

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